良い油とは
みなさんは油を摂取しないなんて日はないですよね?
私たちが普段口にしている食べ物の中には、少なからず油(脂質)が含まれていることかと思います。
そこで、ひとくちに油と言っても、いろんな油があると思いますが、
みなさんはどんな食べ物になんの成分の油が含まれているか、ご存知でしょうか?
今回は、その中でも「良い油」について詳しくみていきたいと思います。
オメガとは?
「オメガ」とは、脂質の主成分である脂肪酸の「分類」のことです。
脂肪酸は、身体のエネルギー源としての役割と、身体の組織を正常に機能させる役割を持っています。
特に不飽和脂肪酸はどれも健康に良い成分ですが、適切な摂取量は異なります。
カロリーも高いですし、脂質もバランスが大切です。
オメガ3
体内でつくられず、食物から摂る必要がある必須脂肪酸です。
元々魚に多く含まれるのですが、日本人の魚の摂取量が少ない昨今は不足しがちな成分です。
オメガ3を豊富に含む油としては、アマニ油、えごま油が注目を集めています。
ちなみに、一日の摂取量の目安は成人で1.6~2.2gといわれています。
代表的な食品としては、アマニ油、えごま油、魚油などです。
オメガ6
オメガ6は、体内でつくられず、食物から摂る必要がある必須脂肪酸です。
一般の植物油に広く含まれており、多くの食品にも含まれます。
一日の摂取量の目安は、成人で8~11gです。
代表的な食品としては、サラダ油(グレープシードオイル、コーン油など)、ごま油です。加工食品にも多く含まれます。
ちなみに、日本人はオメガ6を摂りすぎる傾向にあります。
そのため、オメガ6を減らして、オメガ3を増やしていこうと言われているので、心がけていきましょう。
オメガ9
オリーブオイルが代表格のオメガ9は、体内でつくれる脂肪酸です。
酸化しにくいので扱いやすく、日常的に取り入れやすい成分です。
一日の摂取量の目安は、厚生労働省では策定されていません。
代表的な食品としては、オリーブオイル、ひまわり油、べに花油、なたね油(キャノーラ油)、マカダミアナッツオイルなどです。
オリーブオイルをサラダ油の代わりに使うことで、オメガ6の摂取を抑えながら、オメガ9を摂取できます。
もし、風味を楽しむ場合は生食もおすすめです。
オリーブオイル界のレジェンド速水もこみちさんが多用しているように、
オリーブオイルはレパートリーが広く、どんな料理にも合います。ぜひ日常に取り入れてみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、油について述べてきましたが、お分かりいただけたでしょうか?
普段口にする機会が多いからこそ、どんな成分が入っているか理解しておきたいですし、気をつけていきたいですよね。
また、いくら体に良いといっても摂り過ぎは厳禁なので、そこはご注意ください。
脂質は、たんぱく質・炭水化物と並ぶ三大栄養素の一つです。
適量を知ってバランスの良い食事を心がければ、油は健康な体づくりの強い味方になってくれます。
少しでもみなさんの健康の役に立てたらと思います。