良い油とは

2022年6月21日

みなさんは油を摂取しないなんて日はないですよね?

私たちが普段口にしている食べ物の中には、少なからず油(脂質)が含まれていることかと思います。

そこで、ひとくちに油と言っても、いろんな油があると思いますが、

みなさんはどんな食べ物になんの成分の油が含まれているか、ご存知でしょうか?

今回は、その中でも「良い油」について詳しくみていきたいと思います。

オメガとは?

「オメガ」とは、脂質の主成分である脂肪酸の「分類」のことです。

脂肪酸は、身体のエネルギー源としての役割と、身体の組織を正常に機能させる役割を持っています。

特に不飽和脂肪酸はどれも健康に良い成分ですが、適切な摂取量は異なります。

カロリーも高いですし、脂質もバランスが大切です。

 

オメガ3

体内でつくられず、食物から摂る必要がある必須脂肪酸です。

元々魚に多く含まれるのですが、日本人の魚の摂取量が少ない昨今は不足しがちな成分です。

オメガ3を豊富に含む油としては、アマニ油、えごま油が注目を集めています。

ちなみに、一日の摂取量の目安は成人で1.6~2.2gといわれています。

代表的な食品としては、アマニ油、えごま油、魚油などです。

 

 

オメガ6

オメガ6は、体内でつくられず、食物から摂る必要がある必須脂肪酸です。
一般の植物油に広く含まれており、多くの食品にも含まれます。

一日の摂取量の目安は、成人で8~11gです。

代表的な食品としては、サラダ油(グレープシードオイル、コーン油など)、ごま油です。加工食品にも多く含まれます。

ちなみに、日本人はオメガ6を摂りすぎる傾向にあります。

そのため、オメガ6を減らして、オメガ3を増やしていこうと言われているので、心がけていきましょう。

 

 

オメガ9

オリーブオイルが代表格のオメガ9は、体内でつくれる脂肪酸です。
酸化しにくいので扱いやすく、日常的に取り入れやすい成分です。

一日の摂取量の目安は、厚生労働省では策定されていません。

代表的な食品としては、オリーブオイル、ひまわり油、べに花油、なたね油(キャノーラ油)、マカダミアナッツオイルなどです。

オリーブオイルをサラダ油の代わりに使うことで、オメガ6の摂取を抑えながら、オメガ9を摂取できます。

もし、風味を楽しむ場合は生食もおすすめです。

オリーブオイル界のレジェンド速水もこみちさんが多用しているように、

オリーブオイルはレパートリーが広く、どんな料理にも合います。ぜひ日常に取り入れてみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回は、油について述べてきましたが、お分かりいただけたでしょうか?

普段口にする機会が多いからこそ、どんな成分が入っているか理解しておきたいですし、気をつけていきたいですよね。

また、いくら体に良いといっても摂り過ぎは厳禁なので、そこはご注意ください。

脂質は、たんぱく質・炭水化物と並ぶ三大栄養素の一つです。

適量を知ってバランスの良い食事を心がければ、油は健康な体づくりの強い味方になってくれます。

少しでもみなさんの健康の役に立てたらと思います。

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