最先端の最適な食事とは

2022年7月9日

さまざまな負荷が多い現代社会

現代は食生活の変化により、生活習慣病に代表される様々な疾患のリスクが高まっています。

そのような健康意識が高まる現代において、テレビやインターネットでは多くの健康食品やサプリが販売され、健康に関する大量の情報が溢れています。

これから個々人の高い情報リテラシーがより一層求められる中、

適切な情報をキャッチできている人はそう多くないのはないでしょうか?

私たちが毎日体内に入れている食事も同様です。

怪しい情報に踊らされていることも多くありません。

今まで当たり前だと思っていたことが実は間違っていた、ということも情報の移り変わりが早い

現代では容易に起こってきます。

 

 

今も白ご飯が最適解?

例えば、「白米」が良い例ではないかと思います。

みなさんは白米を食べることが当然で、体に良いものであると思ってませんか?

多くの日本人が子供の頃から当たり前に食べている白米や小麦粉は精製された「白い炭水化物」といわれます。

一方、玄米や全粒粉、蕎麦粉のような精製されていない「茶色い炭水化物」といわれます。

実は現在、白米の摂取量が多いほど、糖尿病のリスクが高くなるという研究結果があります。

精白されている「白い炭水化物」は、血糖値を急激に上げるためです。

実際に脳卒中や心筋梗塞などの動脈硬化による病気が起こるリスクを高める可能性があることも数多くの研究から報告されています。

今まで学校給食や家庭で当たり前に食べてきた「白米」が健康に悪いということは驚きではないでしょうか?

一方、玄米に代表される、精製されていない「茶色い炭水化物」の多くは食物繊維や栄養成分を豊富に含み、

複数の研究で肥満や動脈硬化のリスクをむしろ下げると報告されています。

つまり、すべての炭水化物が悪者なのではなく、どんな炭水化物を食べるかが重要になってくるのです。

 

 

食事内容を見直し、アップデートする

白米を食べるのは控えるのがいいということがお分かりになられたと思います。

しかし、「白米」が体に悪いことはわかったが、急にそんなこと言われても変えられないという人も多くいることでしょう。

そこで、どうしても米を食べたいという人は、白米の代わりに玄米やオートミールを食べるのはどうでしょうか?

初めのうちは違和感を覚えるかもしれませんが、慣れてくると意外とおいしく感じてきます。

実際に私も白米をやめてオートミールがメインの食生活に変えていますが、苦も無く続けられています。

 

 

オートミールの良さ

低GI・糖質ひかえめでダイエットに最適

GI値(グリセミック指数)は、食後の血糖値の上昇スピードを示す指標です。

同じ糖質量でもGI値が低い食品は血糖値が上がりにくく、

インスリンが過剰に分泌されて体内に脂肪が蓄積されるのを防いでくれます。

オートミールは米やパンに比べてGI値が低く、糖質量も少ないので、ダイエットにはぴったりの食品です。

 

食物繊維たっぷりで便秘改善効果あり

オートミールは、米やパンより食物繊維の量が多め

水に溶けやすい水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維の2種類をバランスよく含む食品です。

おなかの調子を整えて便秘の予防・改善に役立つだけでなく、

血糖値やコレステロールの上昇を抑えて糖尿病や動脈硬化のリスクを低減させる効果もあります。

 

鉄分・カルシウムなどのミネラルが豊富

オートミールは、燕麦を粒ごと加工して作られる全粒穀物です。

小麦や白米のように胚芽や種皮(ふすま・ぬか)が取り除かれていないので、

これらの部分に含まれるミネラル類をまるごと体に取り込むことができます。

白米の6倍、食パンの4倍もの量を含む鉄分は、貧血やうつ病などの予防に効果的。

骨や歯のもととなるカルシウムの含有量も比較的多めです。

 

妊婦さんや子ども、赤ちゃんの離乳食にも

オートミールは、妊娠中の女性にとっても積極的に取り入れたい食品。

便秘になりがちな妊婦さんのお通じを助けつつ

妊娠中のカロリーコントロール妊娠糖尿病の予防にも効果を発揮します。

また、成長期に不可欠な鉄分が豊富なので、子どもの朝食や離乳食としても大活躍。

離乳食にする場合は68ヵ月頃からやわらかく煮たものをすりつぶして食べさせるようにしましょう。

 

 

まとめ

白米や小麦粉などの精製された白い炭水化物は糖尿病のリスクを高める

白い炭水化物をやめて、茶色い炭水化物に置き換えていくべき

まずは無理せずに自分のできる範囲で少しずつ変えていくのがいいですね。

長期的にみて、健康でいられるように情報を日々キャッチし、アップデートしていきましょう!

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